科学研究費補助金(基盤研究B;海外学術調査)の予算でインドネシア共和国のスマランへ行ってきました(平成20年12月8日〜13日)。この研究は昨年度に引き続き行っているもので、熱帯と亜熱帯に生息する同種の魚の繁殖周期を比較することで、熱帯性魚類の環境利用特性を浮き彫りにしようとするものです。一年間続けてきたサンプリングの結果を総括しました。
今回の調査には研究室の洲鎌さんが同行しました。名古屋空港からシンガポールへ飛びます。 シンガポールからスマラン直行便があるので、登場時刻までシンガポールで5時間ほど時間がありました。いつものようにマーライオンの前での一こま。今回は大マーライオンの後ろにある小ラーマイオンで写真を撮りました。 スマランについて、卒業生の働いている中部ジャワ政府の水産局へ表敬訪問。みんな元気そうです。
別の目的でディポネゴロ大学に来ていた理学部長土屋先生と日高先生と共に学長表敬をしました。今回は琉球大学とディポネゴロ大学の学術協定の詳細についての打合せです。 魚の市場の視察。実験に使っている魚が並んでいます。沖縄とよく似た魚ばかりです。 夕食は、学長の招待による魚介類料理です。ディポネゴロ大学のお偉方ばかりですから、非常に緊張します。非常に和やかな雰囲気で、今後の交流もこのような感じで進めばよいと思っています。
研究の合間に、ディポネゴロ大学学生に対してセミナーを行いました。大変盛況で、多くの学生が来てくれました。質問もでて有意義でした。 グーラミーの甘酢あん掛け。大変おいしい料理です。グーラミーは淡水魚ですが、非常に重要な水産資源であることが実感されます。

学生へのおみやげです。研究室の学生に配るのと、授業に出席した学生にも配布しました。受けを狙って、ドリアン味の飴なども買いました。講義で配布したのですが、教室中ドリアンのにおいでいっぱいになってしまいました。ということで、研究も順調に進んでいます。今後の研究の進展が楽しみです。